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オペラを楽しむ会(2011年感想) |
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2011年11月17日 オペラを楽しむ会への青戸さんのコメント
KLAの皆様がオペラを楽しんで下さる事に、私もお世話の甲斐があるという
ものです。
いつまで出来ることやら判りませんけれど、毎回第一級の映像をお見せしてい
る自負はあります。それに、お仲間といい、場所といいこんなに恵まれていらっ
しゃるのですから、その事を自覚して下さって、「いつでもいい」とか、「又今度」
などと大事な機会を見す見す捨てられませんように!
ほんとに宝のような映像ばかりですから、どうぞよろしく。
今回は今、世界で最高の旬のテナー、ヨナス・ カウフマンの「カルメン」を取り
上げます。
カルメンなんて見飽きたわと思われるほど、今までドミンゴ、カレーラス、シコフ
など扱ってきましたが、今回のは違います。
ドミンゴファンだった私の食わず嫌いで、全く無視してきたカウフマンが、こんな
に素晴らしかったのだとは!数あるカルメンの中で2007年ロイヤルオペラのこの
舞台には、まさに度肝を抜かれる思いでした。
演出も構成も全く異なり、ホセやカルメンのすさまじい野性味に、今までのカル
メンは、一体何だったのだろうと、ガアンと殴られたような気が致しました。
闘牛士エスカミリオ他、ジプシー女や、盗賊たちも上手い!
まさに第一級の「これぞ、カルメン!」をお楽しみ下さい。
暑かった夏が少し爽やかになりました。クーラーも後期高齢者に
免じて使わせてもらってましたが、虫の声と共にリモコンが早速
行方不明になりました。青戸
2011年 11月17日 オペラを楽しむ会レポート
ヨナス・カウフマンの「カルメン」の感想文
今回の演目「カルメン」は、4幕ラストで突如映像がストップするというハプニング
に見舞われました。しかし、木下さんの機転でダビングをしたDVDを送ってくださ
ることになり、個人個人で最終章は観賞することになりました。
2007年のロイヤルオペラということもあり、映像が鮮明で色調もまるで絵画のよ
うに美しく、オペラ初心者の私にも歌の魅力、迫力のある演技、耳に優しく、わかり
やすい前奏曲や間奏曲などすっかり魅了されました。特にホセのカルメンに対しての
思いの丈を歌い上げたカウフマンの「花の歌」何度も聞き返したくなるほど心打たれ
ました。
このようにお気に入りのアリアに出会えたり、若くてハンサムなテノール歌手カウフ
マンを知ることができましたのも、このオペラの会に参加して幸せだと思う瞬間で
す。
青戸先輩、またこのような「宝のような映像」と楽しませてくださいね。
ありがとうございました。
辻本清子(45年文卒)

2011年9月22日 オペラを楽しむ会への青戸さんのコメント
今回は皆様からのアンケートを参考に、考えましたが、’92の
トスカに致します。五木寛之が案内役なのが、いささか目障りです
が、舞台をファルナーゼ宮殿と聖天使城を使い、指揮者ズービン
メータとオーケストラは、ローマの放送局からで、世界中に放映し
たのですから、大変な苦労だったと思います。
このトスカは、ネオオペラという形で、途中で演出に歌手から物言い
がついたり、舞台裏を見せたりして、トスカをご存知の方には気楽と
いうか、でも、絶対に物足りなくはありません。
トスカはマルフィターノ、スカルピアはライモンディという素晴らしい歌手
が共演者ですからご期待下さい。
銃殺される場面のサンタンジェロ城の上は私も参りましたが、ローマ
を一望する360度の景観は素晴らしいでした。トスカの舞台には必ずある
投石器用の石弾が月見団子のようにあちこち積んであったことを思い
出します。
後は、ウィリアムテルの序曲か、25人の男性歌手たちの素晴らしい
声を時間にあわせて楽しむか、古今の名歌手達にするかはご相談
の上に致しましょう。では、お会いする日を楽しみに。青戸
2011年 9月22日 オペラを楽しむ会レポート
「久しぶりにオペラを楽しむ会に参加させていただきました。
演目はトスカ。今回見せていただいたのは、舞台に実際のローマの
ファルナーゼ宮殿やサンタアンジェロ城を使い、オーケストラは3㎞
離れた放送局で演奏するという趣向のものでした。 歌手へのインタビューや
練習風景やらがあり普段見られない舞台裏も興味深いものでした。
普通なら3時間くらいのオペラだそうですが収録に30時間もかかったとか・・・
(その間歌手もスタッフもほとんど不眠不休だったそうです)ドミンゴのカラヴァ
ンドッシ、
マルフィターノの”黒い目の”トスカ、ライモンティのスカルピア、いずれも
超一流の歌手たちを十二分に味わいました。最後の場面はサンピエトロ寺院を
望むサンタアンジェロ城の屋上で、カルヴァンドッシは殺されトスカは身を投げる
シーン。 あ~素晴らしかった!今度ローマに行く機会があったらトスカの場面ツアー
をしてみようと思いました。
長谷川登喜(46年 文卒)

2011年5月30日 オペラを楽しむ会への青戸さんのコメント
ボエームの後は、トスカかなとも思ったのですが、アンドレアシェニエを見ると、やはり、
この圧倒されるようなオペラに又心がうずきだして、取り上げることにしました。
2006年9月に9名の方々と見た記録がありますが、メンバーも変化してますし良いものは
何度見てもよろしいかと・・・。
作曲は、ウンベルト・ジョルダーノ(1867~1948)ですから、意外に新しいです。さてこれは、
18世紀最大の抒情詩人アンドレ シェニエ(1762~1794)の伝記を基にしたものです。
フランス革命後のジロンド党とジャコバン党の恐怖政治の中の裁判で王党派とか、陰謀と
か批判らしき言葉は全て、自由への反逆者とされて、ギロチンへ送り込まれた当時の状態
は、その当事者達さえ断頭台の露となってゆくのですから、想像を絶する世界です。
最初の伯爵家の夜会で、令嬢が恋という言葉でからかうのに対して恋の尊さを詩人が歌い
ますが、私はローマでの三大テナーのコンサートで初めてこの歌を聴いた時その美しさに
身震いした事を思い出します。
シェニエには、カレーラスのが格調が高く、ドミンゴは美しく、又迷いますが、選に漏れたの
も、ハイライトをお見せします。特にデルモナコの声は、心身に響き渡るような素晴らしさで
やっぱり、モナコは凄い・・とため息をついてしまいます。お楽しみに!青戸
2011年5月30日 オペラを楽しむ会レポート
今回 「アンドレア・シェニエ」を観ました。
私はオペラを見るのがこれで2度目です。
前回「ラ・ボエーム」を観て、ハッピーエンドで終わらない悲しいお話より、
ドミンゴ(でしたっけ??)の声量のすごさ、表現力の豊かさに
心を打たれました 。
今回の「アンドレア・シェニエ」も主人公が時代の波にのみこまれる
悲しいお話でした。だけど、悲しい中にも、すがすがしさを感じたのは
最後にシェニエが処刑される前に歌ったアリア「5月の晴れた日
のように」の素晴らしさからでしょうか。
最後のセリフ「詩の女神の口づけと詩情の愛撫を受けて、私は今、
人生のもっとも高い頂を登っている...」
身体が身震いする程、素敵なセリフです。
観終った後、本当に感動しました。
途中、あまりの歌の素晴らしさに、気持ちがよくなり、大船をこいで
眠ってしまいました。すみません!
でも、オペラを観て、家に帰ると身体が軽くて、夕飯の支度も
テキパキとすることが出来ました。
心身ともにリセットするためにも、オペラは私の中でやみつきになりそうです。
オペラの勉強も一生懸命したいと思います。
岡本千寿

2011年4月14日 オペラを楽しむ会への青戸さんのコメント
皆様お元気ですか?東北太平洋地震のニュースを見ていると、オペラどころか!と胸が痛くなりどうにもその気にならなくて遅くなりました。
オペラ座の怪人をお約束してましたが、未だオペラ初心者の方々が基本的なものをあまり見ていらっしゃらないことにも気付きました。
さて、(映画などの裏に意味深に流されるものと言えば椿姫、ボエーム、魔笛、ドンジョバニーなどですが、)思いがけず引き出しの奥から出てきた古いボエームを取り上げたくなりました。既にボエームは良くご存知ですが、色々有りましてェ、いずれアヤメか杜若・・1ダース以上の中から選んだこれを持参いたします。どちらにするかは今回も皆様の裁断を待ちましょう。
片や、バートランカスターの怪人の親の苦悩と、最後の怪人とマルガレータの壮絶見事な絶唱とフィナーレ。片や1979年クライバー指揮、ミラノスカラ座パヴァロッティ旬の真っ盛り44歳ロドルフォと、彼が見出したコトルバスのミミ。画面は粗いですが、その声の美しさときたら、アリアごとに、あのうるさいミラノっ子が、怒涛の如き狂ったようなブラボーです。
たいていは、冷たい手よ とか、私の名はミミ は、しっとり聞かせるので手を叩きたくても控えてしまうのですが、この舞台だけは別です。まさに黄金の声!
ウーン困りました。半分ずつ?でも、初めての方にはキッチリとお見せしたいですし・・他にもチョロッとお見せしたいのもありますし、ホントに1ヶ月おきでは足らないくらい、名盤が、あれこれあって。まあ絶対来てよかったと思っていただけるようにしてますので、どうぞお楽しみに。
心が前向きになれることと思いますのでご出席をお待ちしております。
青戸
2011年4月14日 オペラを楽しむ会への感想
4月のオペラを楽しむ会では久しぶりに「ラ・ボエーム」を鑑賞しました。
‘78年 の全盛期のパバロッティのつややかなテナーを堪能致しました。
オーソドックスなタイプのこのオペラを通して鑑賞した後で、
オーストラリアのシドニーオペラハウスでのものとオーストリア・ボーデン湖での
ブレゲンツ音楽祭のものと2本さわりだけ観させていただきましたが、とても現代風で同じ作品とは思えない演出でした。
これはこれで楽しいものでした...
木下由利子(46年 文学部卒)

2011年2月17日 オペラを楽しむ会への青戸さんのコメント
次は未だお正月気分が残ってますので、あまり重いものより、今考え
ているのは、かの名指揮者、カルロス・クライバー壮年期の”こうもり”に、
ニューイヤーコンサートのカラヤン、クライバーのさわり抜粋。又は伝説
の名舞台”ピーターパン”再演か、はたまた久し振りに”三大テナー”
(イン・ローマ)に浸り、おまけにその裏舞台”メイキング・3テナーズ”の
苦労話なども・・か、キャリーカートで持参しますので、皆様のご希望
の多いものにしたいと思います。 どれも何回見ても素晴らしいですから
困ります。ではでは・・青戸
2011年2月17日 オペラを楽しむ会レポート
今回はオペラではなく、軽やかで、楽しいミュージカル「ピーターパン」を鑑賞しました。
あらすじはどなたもご存じの、3人の姉弟たちと、決して大人にならない永遠の子供、ピーターパンの夢の国ネバーランドでの
海賊たちや魔術師ダークネスとのハラハラ、ドキドキの冒険の物語です。
ピーターパンを演じているキャシー・リグビーは体操の元オリンピック選手ならではの、身のこなしのフライングシーンは
素晴らしく、画面に向かって思わず大拍手をしてしまいました。彼女は、永遠に大人にならない子供が小鳥のように空を飛ぶに相応しい容姿で、
なんとピーターパンを1000回も演じていたのも頷けました。
海賊船のフック船長役(父親と二役)ポール・ショフラーもなかなかいい味を出していて、
「好みのタイプ!」と言う声も聞かれましたっけ。(笑い)
音楽も良かったのは勿論ですが、ダンスのレベルも高く、大人も十分に楽しめるミュージカルでした。
「ピーターパン」は近頃では「ピーターパン症候群」というマイナスイメージとして取り上げられることが多いのですが、
私はメルヘンティックなファンタジーとして大いに楽しませていただきました。
ところで、今月は青戸先輩のお誕生月ですので、木下さんがお持ちくださった極上の赤ワイン、重田さんのフルーツ、
カナッペ、ケーキ、チョコレートetc.でお祝いの会をいたしました。
青戸先輩は閏年の2月29日生まれなので、未だに未成年(?)なのはピーターパンみたいですね。いつまでも若々しく、お元気で、これからも私たちにオペラの楽しさをご教授いただけるのを楽しみにしています。
ワインをいただき心地良くなったあとは、不慮の事故で若くして亡くなったテノール歌手ヴンダーリッヒの
「愛の喜び」と「忘れな草」と青戸先輩が大ファンのカルロス・クライバーの「こうもり」序曲の華麗な指揮ぶりをを鑑賞して、余韻を楽しみながら散会しました。
樫根みづえ(41年 政治卒)

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