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オペラを楽しむ会(2005年感想) |
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2005年11月オペラ勉強会
演目:リゴレット(ヴェルディ)
小春日和の10日、私は緊張して会場へ急ぎました。30分以上も間があります。
前二回とも出席の申し込みをしながら、すっぽかした犯歴ゆえ、どうしても今日は出席したかったのです。2回も同じ失敗をしては人格を疑われているに違いありません。
お詫びを申し上げる間もなく開演となりました。「勉強会」の3文字にひるんでいた私ですが、ぽりぽりとお菓子の音もして、少しずつ緊張感が解け劇中の人になりました。
リゴレットの娘ジルダが「慕わしい人の名」を歌い終わると、その容姿ともにあまりの可憐さに、思わず拍手、と[彼女は音程がはずれるんだよ]隣席の男性の声。彼は4重唱に拍手なさる。相当の通とお見受けしました。
オーチャードホールで「真珠とり」をご覧になった青戸講師の、中島康晴評に一同うなずくことしきり。
オペラ歌手に役柄ぴったりの容姿を求めるむつかしさを、改めて思いました。「愛の妙薬」のネモリーにぴったりの容姿は「リゴレット」のマントヴァ公爵には、如何でしょうか。
私はオペラ好きではありませんが、「クラシカジャパン」の舞台を気楽に見ています。一人で、時に夫と。家ではどうしても、何かしながら、になり、一幕ずつになってしまいます。何人かでひそひそ囁きながら落ち着いて全幕観る良さが分かりました。
色々お手配下さった方々、ありがとうございました。
鶴井美根子

2005年9月のオペラ勉強会
演目:伯爵令嬢マリツァ(カールマン)
「伯爵令嬢マリツァ」はカールマン作曲のオペレッタ。
2004年、ウイーンの郊外メルビッシュ湖上舞台で上演された作品を鑑賞しました。幕開けからコケティシュな着ぐるみの鳥たちの登場で笑ってしまう。
ストーリーは美しく情熱的なハンガリーの大地主の伯爵令嬢(ダグマー シュレンベルガー)と管理人、実はウイーンの斜陽貴族タシロ(ニコライ シュコフ)の恋をめぐって悲喜劇が繰り広げられるもの。館が一転、歌とダンスの華やかなシーンはアメリカのミュージカルのようです。
激しいリズムと聴きおぼえのある懐かしいメロディー。ウインナオペレッタにハンガリー民族音楽を取り入れたカールマン音楽の世界です。とっぷり日が落ちた湖上に打ち上げられた花火がフィナーレを彩り、“ブラボー”。
オペラ勉強会には久しぶりに参加させて頂きましたが、気分をスカッとさせてくれる楽しい作品でした。有難うございました。
片岡妙子

2005年7月のオペラ勉強会
演目:エルナーニ(ヴェルディ 初演1844年)
七夕の日に開かれたオペラ勉強会では、今回ヴェルディーの「エルナーニ」を見ました。「エルナーニ」って、一体ナーニ?という位(オヤジ・ギャグでした。すみません。)あまり知られていないオペラですが、原作はなんとヴィクトル・ユーゴー!
その上、主演はあのドミンゴ、相手役はミレッラ・フレーニという豪華版なのです。美しい音楽と、ゴージャスな舞台、そして悲しい恋のものがたり・・・
それを総勢12人でワイワイ言いながら見るのですから、楽しくないはずはありません。しかし、途中から物語の展開に対して、鋭い(というか、勝手なというか)批評があちこちから聞こえてきました。いわく
「ストーリーが納得いかない」
「主人公の行動は軽率すぎるんじゃない?」
「言うことがコロコロ変わって、調子良すぎる」などなど。
青戸先輩は、ひたすら主人公をかばって「若い二人が幸せになるんだから、何だって良いじゃない」などとのたまいます。(なにしろドミンゴです。)
オペラが終わっても熱いギロンは続きます。
一人で見ると、こういう訳にはまいりません。
皆と一緒に見る楽しさは格別です。
つぎは、貴女も参加してみませんか?
川嵜千恵子

2005年5月のオペラ勉強会
演目:トスカ(1900年 プッチーニ)
今回のトスカは「プッチーニの作品として最も人気の高いオペラ」、とは知っていても鑑賞は初めて。二ール・シコフ主演とドミンゴ主演の二つのバージョンを聴き比べるという勉強会。
まず、シコフのほうから。
1997年ミラノスカラ座での上演。舞台装置も当時の教会や宮殿の雰囲気を十分感じ取れる立派なもの。歌姫トスカ、恋人で画家のマリオ、悪人スカルピア男爵それぞれのアリアの素晴らしさ。劇中の主人公は全て死んでしまうという陰惨な迫力に圧倒されながらも、さすがプッチーニの円熟期の作品、とにかく「ブラボー」でした。
後半はドミンゴ。青戸先輩の永遠の恋人。姿はもちろん美しい、いつ観てもとにかくかっこいい。朗々としたつやのある声。申し分なしでした。
この作品は1992年上演。これは劇場ではなく、第一幕は聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会、第二幕はファルネーゼ宮殿、第三幕は聖アンジェロ城の屋上と現地において実際に演じられ、それを物語と同じ時間に演じそのまま世界に衛星中継されたものでした。映し出された現存する貴重な建築物に音楽だけでなく歴史的にも大変おもしろく鑑賞させてもらいました。
さて、この勉強会でのおもしろいところをちょっぴり。
オペラ上映中のこと。いつも明るくとても品の良いメンバーから、何気ないつぶやきがきこえてきます。恋の歌の時、「あんなことささやかれたらどうしよう」「うちの主人は絶対言わない」。。。嫉妬して歌うアリアの時、「ちょっとしつこいなー」「ここまで行ったらあつくるしいわ」。。。など等。エッと思うような言葉があちこちから。決して品悪くなく的を射てて思わずニタッとしてしまいます。
オペラはもちろんですが、こんなメンバーの楽しい一面もご覧になりたいかたお気軽に参加してみてください。
大原洋子

2005年3月のオペラ勉強会に参加して
今回は今までとは趣を変えて、ロシアオペラ「スペードの女王」(チャイコフスキー作曲)でしたが、今までに数多く聴いてきたイタリアオペラとはかなり違った印象を受けました。
真面目で純情な貧しい士官のゲルマンがカード賭博に狂い、力ずくでカードの秘密を知ろうと、老伯爵夫人を脅迫して死に至らしめ、恋人リーザを自殺に追い込み、最後は賭博場で「エース」を引くはずが、出たのは「スペードの女王」、全財産を失って自殺するという、とてもドラマチックではありますが、重くて暗いオペラでした。
チャイコフスキーらしいきれいな旋律も随所にみられましたが、全幕を通して悲劇なりの”華やかさ”に少し欠けていたような気がしました。主人公ゲルマン役の歌手が声はいいのですが、ルックスがイマイチだったことも一因かもしれません。ミーハーのファンとしては、ドミンゴの演ずるゲルマンを観たら、このオペラの印象も随分違ったのではと思いました。
日本ではあまり公演されることのないオペラのビデオをお持ちなのは、さすが青戸先輩!毎度のことながら感謝、感謝です。
何はともあれ「オペラ勉強会」にふさわしい演目でした。
樫根みづえ

2005年1月のオペラ勉強会
演目:魔笛 (1791年 モーツァルト)
モーツァルトの死の年に作曲された、最高傑作とも云われるファンタジックなオペラ。力は無さそうだけど素晴らしくハンサムな王子タミーノは、美しい王女を助けるための試練をくぐりぬけ、りりしい王子に変身します。メルヘンチックな美しいおとぎ話のうらに、モーツァルトが当時入会していたフリーメイソンの思想が盛り込まれている、と云われています。悪者である夜の女王の、超絶技巧アリア(すごい!)
最近、主人がオペラにはまってしまって休日は家で二人でオペラ鑑賞会。
でも私のほうは家事の合間に見るので、肝心の見たい場面を見逃すことが多くてブツブツぼやいてばかり。
此の頃は気遣ってくれて(?)時間を見計らってDVDをかけてくれるけれど、それでも満足度50%。
今回の魔笛(モーツァルト)は、幸い全部聴けていたので楽しく聴き比べさせて貰いました。
家にあるDVDはレヴァイン盤(1991年 ライヴ収録)で、美男美女を多く配して声も良いのでお勧めです。
勉強会でのショルティ指揮(ザルツブルグにおけるライヴ収録)のタミール(主役の王子)の方がハンサムだったかも。
途中入室の中途退出という勝手な参加の仕方で、出席者の皆様には御迷惑だったかもしれませんが、御容赦の程を!!.
許されれば又、次の機会にも勝手参加をと思っております。
松田淑子

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