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  4. オペラを楽しむ会の活動報告

2019年の活動報告

2019年4月5日のレポート

演目:(1) ヨーロッパの古城めぐり、(2) マイセン磁器の誕生をめぐる物語、(3)八千草薫が主演のオペラ映画「蝶々夫人」の3作


 

〈みなさまの感想 ※ご提出順〉


 

・今回は参加者が少ないということで、青戸さんがいろいろのDVDを持ってきてくださいました。その中から、マイセンの歴史、シャンポール城の歴史、スエーデン王室の歴史など、最後に蝶々夫人、しかも八千草薫が演じる蝶々夫人を選んで見せていただきました。それはそれは素晴らしく前のめりになって時間のたつのも忘れて拝見いたしました。今までは外国人が蝶々夫人になっておりましたが、蝶々夫人は日本人なのですから、日本人が演じるという意味でも余計に心に響く切なさがあり、とても有難いビデオを拝見いたしました。ありがとうございました。(H.G.)

・ある晴れた日のアリアにのせての蝶々夫人の映像は、とてもせつないものでした。八千草薫さんのお若い日の凛とした美しさと着物をはじめ日本の様式美の映像は忘れられないものとなりました。数ある蝶々夫人のなかから、この映像を選んでくださったことに感謝申し上げます。(Y.K)

・4月のオペラを楽しむ会は予定を変更して行われました。最初は、フランスの古城のビデオで、古城研究家の青戸さんのもう一つの顔をみる事が出来ました。続いて登場したのは、プッチーニ「蝶々夫人」の映画でした。1954年頃に封切られた映画で、主役の八千草薫は、宝塚歌劇のトップスターから映画界に飛び込んで間もない頃でした。小柄で可愛い感じの八千草薫(蝶々夫人)は可愛いお人形さんのようで、アメリカ人(ピンカートン)は必然的に愛すべき人に出会ったのでした。明治の初期の時代背景は、男女間の差別、貧富の格差、職業の差別等で、没落武士の娘・蝶々さんにとっては厳しい時代でした。そんな背景がオペラの中から読み取れ、平時のアメリカ海軍軍人のピンカートンの緩い感覚と一途な蝶々さんの思いのズレが悲劇に導くのでした。映画は、オペラの音楽に沿って進行し、1幕から3幕まで連続して進行します。途中ナレーションが入りますが、それが幕間の進行や冗長な部分のカットになります。一般に、主役は1幕と3幕に出ますが、蝶々夫人は、1,2,3幕全部に中心人物として出演します。もう一人の主役「ピンカートン」は1幕と3幕だけで、2幕は完全休憩です。八千草・蝶々さんはイタリア語の歌詞に合わせて上手に口を動かしていますが、フォルテで歌うところでも口先はピアノと同じで、力が入ってないところが見られるので「口パク」がすぐばれます。ま、仕方がないところですが、、、。中学時代に見た映画を再び観る事が出来て嬉しいひと時でした。(K.M.)

・フランスのロワール渓谷に位置するシャンボール城はレオナルドダヴィンチがアイデアを主導して建てられたことをはじめ、マイセン磁器の誕生の経緯を築城の物語にのせて紹介するなど、お城や美術品の歴史に関わる興味深い内容で、画面にくぎ付けになりました。八千草薫主演のオペラ映画「蝶々夫人」は、しっとりと日本的な情緒にあふれていて郷愁を誘われるものでした。(K.N.)

   

2019年4月5日 オペラを楽しむ会への青戸さんのご案内


2019年2月8日のレポート

演目:リヒャルト・シュトラウス作曲 オペラ「ばらの騎士」
(1)1幕と3幕はカラヤンの指揮、(2)2幕はクライバー指揮で。 (1)〔出演〕エリザベート・シュワルツコップ(S)/セーナ・ユリナッチ(Ms)/アンネリーゼ・ローテンベルガー(S)/オットー・エーデルマン(Bs)、〔合唱〕ウィーン国立歌劇場合唱団、〔演奏〕ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、〔指揮者〕ヘルベルト・フォン・カラヤン、〔録音〕ザルツブルク音楽祭、1960年
(2)〔出演〕フェリシティ・ロット(S)/アンネ・ソフィーフォン・オッター(Ms)/バーバラ・ボニー(S)/クルト・モル(Bs)、〔合唱〕ウィーン国立歌劇場合唱団、〔演奏〕ウィーン国立歌劇場管弦楽団、〔指揮者〕カルロス・クライバー、〔録音〕ウィーン国立歌劇場、1994年


 

〈みなさまの感想 ※ご提出順〉


 

・カラヤン指揮のばらの騎士を観ました。カラヤンは若くして認められてたんですね!シュヴァルツコップの元帥夫人品格があり声も素晴らしくうっとりです。セーナ・ユリナッチのオクタヴィアンも声がすごくよかったのですが、髪の黒いのが他とつり合っていなくて?残念でした!(M)

・1960年のカラヤン指揮のザルツブルグ版、1994年のクライバー指揮のウィーン版、どちらも心に残る名演でした。最初、カラヤン指揮の1幕目の出だしが好きではありませんでした。テンポとリズム、ユリナッチのオクタヴィアンが私のイメージから大きく外れていたこともあり・・。クライバー指揮の2幕目はスイングするような流れとリズム感、若く美しいオッターとかわいいボニーが目を合わせた瞬間に恋に落ちるところなどワクワクするところ満載でした。クライバー、すごい!と思っていたところが、3幕目のカラヤンーシュワルツコップを再び見てしまったら・・・心は大きくゆらぎました。もちろんシュワルツコップのすごさは1幕目から表現されていましたが、3幕目では、その憂いが現実のものとなって、それでもそれを受け入れる寛容さと哀惜の入り混じった声音と物腰、この盤が多くの人から共感される理由がわかりました。最後に去っていく元帥夫人の後ろ姿、思いを残すようにちょっと立ち止まり左手をオクタヴィアンに向ける仕草が、せつなかったです。諦念と過ぎ去っていく時間を次の世代へ渡していく潔さ。軽い悲喜劇と思っていた作品でしたが深く見れば見るほど面白くなってきました。最後に元帥夫人の小姓が現れゾフィーの落としたハンカチを拾って幕になるのですが、何か意味があったのでしょうか。謎としてのこりました。今回も、すばらしい二つの名盤をお見せくださった青戸さまに感謝しております。(H.T.)

・2月は主宰の青戸さんのお誕生日月。おめでとうございます。そんな訳で(関係なく)今回の出し物は青戸様の大好きな「ばらの騎士」でした。今回は、1965年ころ日比谷公会堂で観たカラヤン指揮、ザルツブルク大劇場の録画で、私はシュヴァルツコップの侯爵夫人とオットー・エーデルマンの男爵が素晴らしく、忘れられないものと、もう一つ、ウィーン国立歌劇場におけるカルロス・クライバー指揮の名演の2つを観る事が出来ました。従来のようにオーケストラは歌手の伴奏役として音を補佐する(歌劇)のではなく、リヒャルト・シュトラウスの音楽は、半音階をふんだんに駆使して微妙に美しい音を奏で、その一方で歌手たちが思いの丈を歌います。オーケストラと歌手はそれぞれ独立している中で全体として一つにまとまっています(楽劇)。独唱や重唱はオケの合間を縫って歌っているようで、あるいはその逆で、R.シュトラウスの音楽は半音階に満ち溢れ、微妙な心のひだを表現し、難しい歌唱を求めています。全体としては美しいワルツが演奏されて心地よくうっとりとしてしまいます。楽劇と言えば、ワーグナーの楽劇が思い出されます。ライトモチーフといって、テーマごとにメロディーが決まっていて、例えば、炎のテーマ、剣のテーマのように登場を予告するとき、そのテーマソングが奏されます。例えば、「ワルキューレ」の終幕には、炎が燃え盛る中、主神ヴォータンが娘ブリュンヒルデとの別れの場面は、スケールが大きく、ライトモチーフが交互にあるいは入り乱れて奏され、ヴォータン(父親)の悲しみがffで歌われます。涙を禁じ得ない感動的な場面で幕となります。「ばらの騎士」では美しいワルツが度々出てきますが、うれしい時、悲しい時、楽しい時、にも同じメロディーで微妙な和音の違い(半音階)ですみ分けているような感じがします(私にもよくわかりません)。ワーグナーとシュトラウスの間に約100年の時があり、その為か、近年では「楽劇」と言えばワーグナーの後期の作品をさし、「ばらの騎士」は「歌劇」といわれるようになっています。(K.M.)

・元師夫人の美しい歌声は、心の奥底に響き悲しく、せつなくなりましたが、オペラの終わりのころには、この作品を選んでくださったことに感謝でした。本当に素敵でした。(Y.K.)

・はじめに若き日のカラヤンがさっそうと登場してオーケストラボックスに入るシーンが映し出され、なつかしさに胸がときめきます。はじまりから劇的です。「ばらの騎士」という美しい題名の物語が感動的な演奏で奏でられ、まるで神業のよう、人間にはかり知れない尊さがそなえられていることを感じます。(K.N.)

   

2019年2月8日 オペラを楽しむ会への青戸さんのご案内