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  4. オペラを楽しむ会の活動報告

2018年の活動報告

2018年6月15日のレポート

演目:モーツァルト作曲 オペラ「フィガロの結婚」
〔出演〕アルマヴィーヴァ伯爵:トマス・アレン、伯爵夫人:リューバ・カザルノフスカヤ、フィガロ:フェルッチョ・フルラネット、スザンナ:ドーン・アップショー、ケルビーノ:スザンネ・メンツァー、マルチェリーナ:クラーラ・タカーチ、バルトロ:ジョン・トムリンソン、ドン・バジリオ:ウーゴ・ベネルリ、バルバリーナ:尾畑真知子、〔演奏〕ベルリンフィルハーモニー管弦楽団、〔指揮者〕ベルナルト・ハイティンク。●ザルツブルク祝祭大劇場(ザルツブルク音楽祭)1991年。


 

〈みなさまの感想 ※ご提出順〉


 

・ 前回に引き続き、同じタイトルでも時代、演出家、演出者、などなどによってここまで違ったものが出来上がるという一つの例を教えていただき、びっくりしています。新しいものではこの間、去年?神戸で“フィガロの結婚”映画を見ましたが、おかげで今回の作品と較べることができました。本当に昨日の作品は数倍よかったです。フィガロの低音素敵でした! ありがとうございました。(H.G.)

・「久しぶりに出席できたオペラ会。今回は、モーツアルトの「フィガロの結婚」、まず最初の序曲が良かったです。これから始まる物語への期待が高まります。「わくわく」と「繊細で美しい」が共存している・・・モーツアルトならではの魅力です。4幕4時間とかなり長丁場なオペラでしたが、ストーリーが面白く、テンポがあって、舞台演出、衣装もとても美しい。時間を忘れて鑑賞させていただきました。鑑賞後のティタイムも毎回楽しみです。今回も合田さんの美味しい手作りケーキをいただきながら、なごやかにおしゃべり。優雅な一日をありがとうございました。次回もよろしくお願いします。(A.H.)

・ 最近、イタリア・オペラを観賞する機会が多く、最後は凄惨な悲劇で終わることが度々あって観るのも心疲れますが、このモーツァルトのオペラは何度見ても楽しい。最初に観たのは1963年10月下旬のことでした。日比谷に日生劇場が建築され、柿落としにベルリン・ドイツ・オペラ(当時、西ドイツ)が初来日しました。ヨーロッパから初の引っ越し公演で、総勢280名という大部隊で大変な話題になりました。指揮は、カールベーム他2名、主な歌手は、フィッシャー・ディスカウ(伯爵)、エリザベート・グリュンマー(伯爵夫人)、エディット・マティス(ケルビーノ)、ワルター・ベリー(フィガロ)、クリスタ・ルートヴィッヒ、等々。演出は、R.ゼルナー他、蒼々たるメンバーでした(下線の方が「フィガロの結婚」に出た人)。スザンナ役は名歌手・名演技でしたが名前を忘れてしまった。軽い小児麻痺でしたがそれには気が付かず、後日、特別インタビュー記事で知りました。これがモーツァルトのオペラに初めて触れたときでした。あれから55年、日生劇場も建替えられましたが、忘れられない記憶となっています。それから20数年後(1987年頃)にザルツブルクのモーツァルト生家記念館を訪れたとき、ゼルナーの演出は模型となっていくつかの場面が飾ってあり、懐かしさのあまり、胸が熱くなりました。今回のKLAオペラの会の演奏は、ザルツブルク・イースター音楽祭1991年の公演で、指揮、D.ハイティンク、ベルリンフィル、ウィーン国立歌劇場合唱団、演出も過激にならず、安心してオペラを楽しむ事が出来ました。モーツァルトやロッシーニのオペラでは、同じ歌詞を繰り返し歌います。ソロ、二重唱、三重唱、合唱で歌い、その歌詞が、私にとって、二人にとって、皆にとって重要なのだ、と言いたげに歌います。それぞれが語尾を変えるだけで、男、女、皆と使い分けできるので、メロディー(&ハーモニー)を楽しむことができます。しかし、それがあまりに多いと鬱陶しいですね。モーツァルトはまだましですが。(K.M.)

・前回のオペラ会で鑑賞した「リゴレット」では悪役で出演したフルラネットが今回は好青年のすてきなフィガロ、アップショウが軽やかでウィッティなスザンナ、メンツァがかわいいケルビーノ、ハイティンクのバランスのとれた指揮と共に安心して楽しめる「フィガロの結婚」でした。モーツァルトのオペラは主旋律が楽しくも悲しくもくるくると変化し、それに声が重なっていき他のオペラでは味わえないような上昇感があります。今回はその音楽性にそった演出、衣装も舞台装置もふさわしくとても楽しめました。毎回、押さえておきたい舞台を的確にご紹介くださる青戸さんに感謝です。(H.T.)

・ 本当に久しぶりに心ゆたかなひとときを過ごさせていただき、有り難うございました。フイガロの結婚の劇中で、夫の愛情が冷めていくことを嘆くアリアが心にしみて聞き入 ってしまい、なぜか、せつなかったです。(Y.K.)

・ 今回のフィガロの結婚ですが、私は以前より、なんとはなく、モーツァルトの喜劇という認識でおりました。ところが今回、全編を観せて頂き、喜劇といっても当時のものは、人間の奥深い欲望のやりとりなのだと、考えを改めました。いつも勉強になり、大変、感謝しております。(E.K.)

・ フェルッチョ・フルラネットカッコよかったですね!(M)

・「フィガロの結婚」はモーツァルトのオペラのなかで非のうちどころのない完璧な作品と評されているそうです。オペラ初心者としましては、主要な登場人物の美しいアリアにうっとりしてしまい、出演者の力量の高さに感じ入っております。名演に触れることができ感謝いたしております(K.N.)

   

2018年8月3日 オペラを楽しむ会への青戸さんのご案内

2018年4月13日のレポート

演目:ジュセッペ・ヴェルディ作曲 オペラ「リゴレット」、〔原作〕 ヴィクトル・ユゴーの戯曲『王は楽しむ』
〔出演〕マントーバ公爵:ルチアーノ・パバロッティ、リゴレット(道化師):イングヴァール・ヴィクセル、ジルダ(リゴレットの娘):エディタ・グルベローヴァ、スパラフチーレ(リゴレットに雇われる刺客):フェルッチョ・フルラネット、〔演奏〕ウイーンフィルハーモニー管弦楽団 、〔指揮者〕リッカルド・シャイー、1982年のLD版。ミラノ・スカラ座およびロイヤル・オペラ公演を見比べました。また映画「歌劇王 カルーソ」(カルーソにはマリオ・ランツァが扮しています)を堪能しました。〈「リゴレット」の聞き比べにおける出演者等は次の通りです。〉●ミラノスカラ座日本公演(2013年9月9日NHKホール)、〔出演〕マントーヴァ公爵:フランチェスコ・デムーロ、リゴレット(道化師): レオ・ヌッチ、ジルダ (リゴレットの娘):エレナ・モシュク、〔演奏〕ミラノスカラ座管弦楽団、〔指揮者〕グスターボ・ドゥダメール。●ロイヤル・オペラ(2001年9月23日にコヴェント・ガーデンで上演)、〔出演〕マントーヴァ公爵:マルセロ・アルヴァレス、リゴレット(道化師): パオロ・ガバネルリジルダ、(リゴレットの娘):クリスティーネ・シェーファー、〔演奏〕ロイヤル・オペラハウス管弦楽団、〔指揮者〕エドワード・ダウンズ


 

〈みなさまの感想 ※ご提出順〉


 

・ 先日は同じリゴレットでも演出の仕方でここまで違った“リゴレット”になるのですね?とびっくりしました。毎回もっともよいと思われるものを見せていただいておりますので改めて青戸さんに感謝しております。(H.G.)

・「リゴレット」を見るのも、圧倒的な生命力にあふれた「パバロッティ」を聴くのも初めてでしたので感激もひとしおでした。宮廷内における道化についても知ることができました。以前、大塚日香さんから伺った『オペラでわかるヨーロッパ史』(加藤浩子著、平凡社新書)の中に詳しく説明してありますが、《道化》あるいは矮人が宮廷でどのような役割をはたしていたのか、それがオペラでどのように描かれたのか、よく納得できました。映像版だったので、マントヴァの貴族の館の内部などがわかり興味深い演出でした。ヴィチェンツァで撮られた映画の「ドン・ジョヴァンニ」を思い出しました。ヴェルディの描く親子の愛の悲しさ、最後の悲劇的な結末は人間の業をえぐり出しているようでした。(H.T.)

・ リゴレットの悲劇も歌い手の声や見映え、また演出の違いで、ここまで変わるのかと、驚きました。悲劇は音楽と相まって、さらに深まり、胸に迫りました。いつも貴重な時間をご一緒させて頂き、皆様に感謝申し上げます。(E.K.)

・エディタ・グルベローヴァの可憐な姿が奏でる美しいコロラトゥーラにすっかり惹き込まれています。ルチアーノ・パバロッティ扮するマントーバ公爵は女性の心をもてあそぶ不遜な男。その彼を愛してしまうエディタ・グルベローヴァ扮するジルダ。二人が初めてお互いを認識する場所として教会の礼拝の場が設定されていることは、ジルダの気高さを象徴しているかのようです。男の自分への裏切りを知っても愛の炎を消すことができないばかりか、相手のために自らの命まで投げ出すという展開から、“愛”の正体は何であるのか、人間の心を動かしているものは何なのかという思いを拭い去れません。オペラの中で次々と繰り出されるメロディに魅了されています。(K.N.)

   

2018年6月15日 オペラを楽しむ会への青戸さんのご案内

2018年2月1日のレポート

演目:ヴェルディ作曲 オペラ「イル・トロヴァトーレ」
  出演:〈レオノーラ〉アンナ・ネトレプコ、〈ルーナ伯爵〉ディミトリ・ホヴォロストフスキー、〈マンリーコ〉ヨンフン・リー、〈アズチェーナ〉ドローラ・ザジック
収録:メトロポリタン歌劇場 2015年


 

〈みなさまの感想 ※ご提出順〉


 

・ 加藤浩子氏著書「ヴェルディ オペラ変革者の素顔と作品」(平凡社新書)が非常に読みやすかったです。「オペラでわかるヨーロッパ史」という本もあります。慶応文学部卒ですのでどなたかの同級生かもしれません。歌手やストーリーは追いきれませんので、まずは作曲家と音楽を中心にオペラを楽しみたいと思います。(O)

・ルーナ伯爵、レオノーラ、アズチューナ、マンリーコ、の4人の主役?が作り出すこの作品の中で最後までアズチューナの心の辛さが一番心に残りました。彼女は実の子供ではなくても、自分の子として愛し続けた息子を殺されて彼女の母の復讐を遂げたのでしょうか?オペラはいつもいつも悲しいです。(H.G.)

・ 素晴らしいキャスト、ホヴォロストフスキーのルーナ伯爵、ネトレプコのレオノーラ、ザジックのアズチェーナに酔いしれました。(さすが青戸さんの選曲はすばらしい!)ホヴォロストフスキー(2017年11月亡)が脳腫瘍を克服して登場(2015年)した場面、歌う前に拍手が鳴りやまなかったことに最初から感動。最後に、愛と復讐に翻弄されたアズチェーナの言葉「復讐を果たした」に人間の業の深さ、弱さ、儚さを痛感しました。(M.H.)

・ オペラのストーリーもディミトリ・ホヴォロストフスキーも美しく悲劇的でした、銀髪の彼の歌う姿を見ることができ、アンナ・ネトレプコ、ヨンフン・リーの熱唱もあって観客の熱狂と共にまた、ひとつ心に刻まれるオペラ鑑賞となりました。オペラの魔力の深みにはまっていきます。これもアズチェーナの魔術でしょうか・・・。(H.T.)

・ヴェルディのオペラの舞台は、イタリアはもちろんのことスペイン、エジプトでのグランドオペラが有名ですが、この「イル トロバトーレ」はスペインが舞台。アラゴン王国内の貴族(ルーナ伯爵)とジプシーの争い、一人の女性(王妃女官:レオノーラ)をめぐって、ルーナ伯爵とジプシーの子として育てられた吟遊詩人(マンリーコ)の双子兄弟(とも知らず)の争い、最後はルーナ伯爵がマンリーコを処刑し、ジプシー老母(アズチェーナ)は、「復讐が成った」と絶叫して幕が閉じます。物語の進行は、兵士の合唱や主役クラスのアリアで内容がうたわれ、親切なオペラです。ただ全てが憎しみ、争いにつながる内容で、救いがなく、破滅に落ちてしまうオペラでもあります。それでも人気があるのは、ヴェルディのオペラ作曲の上手さ、多彩なアリアの美しさ、アズチェーナの風貌とどすのきいた歌唱がオペラを引き締めます。3幕でマンリーコのアリアでハイCを出すところがあり、原作にはないそうですが、それを目当てに東洋人(韓国系)歌手が抜擢されたMetオペラのキャスティングは、私としては良しとは思いませんでした。2月は青戸さんの誕生月。オペラを見終わって、合田さん特製のバースデイ・ケーキが出されました。合田さんのケーキは甘すぎず、苺がたくさんあって、台のカステラ(スポンジ)も美味しく、私のお気に入りです。「イル トロバトーレ」の後味の悪さを十分に補ってくれました。(K.M.)

・ 久しぶりに観た「トロヴァトーレ」、これぞオペラ、という運命的な悲劇で、その世界にすっかり引き込まれました。赤ん坊の時に取り違えられたマンリーコ、実の兄弟とも知らず争うことになるルーナ伯爵、二人に愛されるレオノーラ、敵の子を自分の息子として育てたアズチェーナ、どの役も大変印象深く、改めて名作だと感じさせる作品でした。今回の青戸さんの解説で初めて知った、ルーナ伯爵のディミトリ・ホヴォロストフスキー、病気とは信じられないような素晴らしい熱演で、メットの観客の熱狂ぶりはなるほどと思わせてくれましたし、マンリーコの若い歌手もロマンチックな美声を堪能させてくれました。ヴェルディの作品は合唱が素晴らしいといつも思っていますが、今回のアンヴィル・コーラスはとても耳に残りました。よかったです! 舞台裏が楽しめるビデオで、レオノーラのネトレプコの息子をかわいがる母の姿がほほえましいなと感じました。次回もとても楽しみです。(A.K.)

・ こんな悲しすぎるオペラがあるのだと驚いています。これまで観た作品では、愛する人の幸せを願ってとか、あまりにも愛しすぎてとか、それが悲劇を呼ぶという展開で、何か甘美な要素があったものですが、今回は様相を異にしています。それをベルディは美しい魅力的な音楽で謳いあげているから、また観たくなります。ストーリ展開も気になりますが、うっとり聞き惚れるアリアの数々に、長い長〜いアリアもあって、これまでと違うオペラの楽しみ方に出会えました。今回は何か異色な作品のように思えます。(K.N.)

     

2018年4月13日 オペラを楽しむ会への青戸さんのご案内